3年でクビ!? 新たな派遣法がヤバすぎる

profile.1 コールセンター受電業務

▶ 3年で使い捨てになるでしょう。

新たな派遣法では、3年で「人」を変えなければならなくなります。

3年以上働く場合は、派遣元と交わしている3ヶ月契約を期間の定めのない契約にしなければなりません。しかし7、8年も働き続けているのに3ヶ月更新を繰り返す派遣元が、無期契約にしてくれるのでしょうか?

派遣元が3ヶ月契約を繰り返しているのは、「3ヶ月ごとにクビ切りできるように」したいからです。

通常正社員であれば、「売り上げが下がった」程度では解雇できません。しかし間接雇用である派遣は、「派遣先との契約がなくなった」ことを理由に派遣契約が終了しても派遣先も派遣元も何ら責任を問われることはありません。

とはいえ、派遣元も3年毎に全員入れ替えることは大変。ある程度の無期契約は進むと考えられます。しかし、無期契約ができるのは、かなり限られた人数。大半は3年で使い捨てになることは間違いないでしょう。

【 現行法でも問題あり! 】
Aさんは4年以上前に派遣先から正社員の申し入れをされていなければならない可能性があります。専門26業務は「無条件で3年を超えても派遣ができる」と勘違いされている場合があります。しかし、実は専門26業務だとしても、同一業務で3年を超えて同一労働者を雇い続ける場合、3年目以降に同一業務において新たに人を雇い入れる場合は先に、Aさんに対して雇い入れの申し込みをしなければなりません。

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profile.2 製造ライン(自由化業務)

▶ ただ、クビになるだけです。

新たな派遣法の適用は、改正案実施後の新しい契約から、とされています。つまり、派遣法が2015年4月からを予定されていますので、Bさんの契約がちょうど3年にさしかかるころ。本来、派遣禁止になる3年を経過する直前に、「さらに3年間は派遣できる」となり得ます。

Bさんにとって3年頑張れば、と思っていたものが、さらに3年。合計6年の派遣期間になってしまいます。

さらに、6年間頑張ったとしても、派遣そのものが禁止されるわけではなく「人」さえ変えれば良いので、Bさんだけを変えて、派遣を続けることができます。

Bさんは6年間派遣で使われた上で、正社員にもなれず、派遣を続けることもできず、ただ、クビになるだけになってしまいます。

【 現行法でも問題あり! 】
「上限3年」の規制は、現在の派遣法では「Bさんが働いた期間」に対してではなく、「Bさんが就いている仕事」に対してかかっています。つまり、Bさんの前任や、同業務に従事している他の労働者が2年以上していた場合、すでにBさんを派遣で受け入れ続けることはできず、違法状態にあるといえる可能性があります。この場合、Bさんだけでなく同一場所で同業務に従事するすべての労働者が直接雇用の対象になります。一度「前任者は、何年くらい派遣で働いていたか?」と確認してみることをオススメします。

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profile.3 一般事務

▶“お試し派遣” or 3年でクビ、です

派遣元と無期契約を交わすことで派遣し続けることは可能です。しかしながら、そもそも一般事務の仕事はそれほど高度ではありません。

派遣元が無期契約でCさんを抱えたとしても、すぐに派遣先が途切れなく見つかる可能性は高くありません。そのため、専門性の低い仕事で派遣元が無期契約をする可能性は低いでしょう。

結果、Cさんは3年でクビになり、派遣先・派遣元はまた新たに派遣社員を見つけます。1ヶ月、3ヶ月更新で“お試し派遣”をし、“ビミョー”だったらサッと派遣契約を打ち切り、また新たな派遣社員を派遣して上手くいったら3年でクビ、を繰り返すことになるでしょう。

【 現行法でも問題あり! 】
Cさんは1年以上前に派遣先から正社員の申し入れをされていなければならない可能性があります。専門26業務は「無条件で3年を超えても派遣ができる」と勘違いされている場合があります。しかし、実は専門26業務だとしても、同一業務で3年を超えて同一労働者を雇い続ける場合、3年目以降に同一業務において新たに人を雇い入れる場合は(たとえば、新卒を正社員で一般事務に雇い、Cさんが先輩になるような場合)、新卒を雇う前に、原則同条件(つまり正社員)で、Cさんに対して雇い入れの申しこみをしなければなりません。もしCさんのケースで「正社員にならない?」と言われたら、正社員になるのではないでしょうか。

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